セーレンプラネット(福井市自然史博物館分館)

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2021-10-12 16:55:28

 月あかりを避けて観察しましょう!ふたご座流星群
図1. 2021年12月14日0時頃の空 ©StellaNavigator/AstroArts(一部加筆) 

 
 三大流星群の一つである、ふたご座流星群。毎年12月の初めから中旬にかけて、多くの流星が出現します。条件が良ければ、1時間に100個程度見られることもあります。
2021年の活動のピークは、12月14日の16時頃と予想されています。この時間帯はまだ明るく観察できないため、おすすめは前日13日の夜から14日の明け方、14日の夜から15日の明け方にかけてです。あいにく、両日とも深夜まで半月ほどの月が輝きます。月明りが視界に入らないよう工夫するか、月が沈んだ後を狙いましょう。福井の月の入りは14日が02時07分、15日が03時05分です。
またこの時期は寒いため、長時間観察をする場合は、しっかり防寒対策をして臨みましょう。流星観察のポイントは、「ペルセウス座流星群極大」のページを参考にしてくださいね。
 
 さて、流れ星のもととなるのは、宇宙に浮かぶチリです。その多くは数mm以下と小さく、地球の大気で燃え尽きてしまいますが、ときおり地上に落ちてくる大きなものもあります。隕石です。隕石と言うと、恐竜絶滅の原因の一つと考えられています。福井で発掘された恐竜たちも、もしかしたら流れ星を見ていたかもしれませんね。また、セーレンプラネットの展示室では、隕石を2点展示しています。こちらもぜひ合わせてご覧ください。


図2. カンポ・デル・シエロ鉄隕石