セーレンプラネット(福井市自然史博物館分館)

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2021-06-20 10:49:23

 今年の条件は星3つ☆☆☆
夏休みに流れ星を見よう!

図1 2021年8月13日(金)0:00の福井の空
© StellaNavigator/AstroArts(一部加筆)


ペルセウス座流星群とは

 ペルセウス座流星群は、毎年お盆の頃に活発になる流星群です。その特徴は、ペルセウス座の方向から放射状に現れることと、高速で明るい流星が多いことです。また、明るい流星の跡に、飛行機雲のような光の筋を残すことで知られています。これは「痕(こん)」と呼ばれており、まれに10分以上輝き続けることもあります。見ごたえのある流星群と言えるでしょう。


2 流星画像

 

2021年の観察時期

 2021年のペルセウス座流星群の活動は、8月13日の午前4時頃に極大、すなわちピークを迎え、前後数時間にわたり活発になると予想されています。1時間あたりの推定出現数は50~70個、空の暗いところでは100個の可能性もあります。月明かりが気になるところですが、極大日の月齢は4のため、ほとんど影響を受けません。大変良い条件で観察することができます。また、もし極大日の観察が難しい場合は、その前後2日間に挑戦してみましょう。出現数は減りますが、夜半を過ぎた頃に十分観察ができます。
 

観測方法

 流れ星も夜空の星と同じように暗いものがあるため、街明かりが少ないほど見えやすくなります。勝山市や大野市など星がたくさん見える場所で観察をすると、よりたくさんの流星を見ることができるでしょう。

★観察時のポイント
・どこに出現するかわからないため、空の広い範囲を見渡すようにしましょう
・大人の方と一緒に、車通りなどがない安全な場所で観察をしましょう
・レジャーシートを敷いて寝転ぶなど、楽な姿勢で眺めましょう
・どれだけ流れ星が見えるか、時間と数を記録してみましょう

 また、セーレンプラネットの星空の時間「今夜の星空さんぽ」では、ペルセウス座流星群の紹介もします。プラネタリウムで流星探しを練習してみましょう!